「探してもないかもしれない」レビュー時のリサーチの悩みを解消
弁護士法人 佐野総合法律事務所
島田直樹 先生
- 契約書修正作業時のリサーチを効率化する方法を模索していた
- LegalForceの「自動レビュー」機能・「条文検索」機能の活用により、抜け漏れ発見の負担やリサーチの手間が大幅に削減された
- LegalForce導入を勧めたいのは、契約書チェックにおけるリーガルサービスの質を高めたいと考えている事務所
企業法務をはじめ幅広い案件を手がける千葉県で最大の法律事務所
佐野総合法律事務所の特色と、島田先生の得意分野について教えてください。
当所は約20名の弁護士が在籍し、企業法務をはじめ、一般民事事件、家事事件、刑事事件など、幅広いテーマを取り扱う千葉県で最大の法律事務所です。
私は地方銀行を主な顧問先としており、企業案件に関わることが多いです。そのほか、事務所全体の運営・業務効率化プロジェクトも担当しています。過去には事件管理ツールの導入等も行ってきました。
「探しても、あるか分からない」リサーチ業務に課題感
LegalForceを導入されたきっかけは何でしょうか?
私自身の日常業務の中では契約書チェックの数が多いです。少なくとも1日に1本は依頼があります。この中で非常につらいのは、修正の際の参考条文のリサーチです。
リサーチといってもやることは地味で、過去に自身で作成した契約書や、信頼できる専門書に掲載されているひな形を一つ一つあたる、という作業が基本です。欲しい文例に辿りつくまで時間がかかりますし、結局見つからず、一から自分で起案することもあります。そんな時はやはり、徒労感に見舞われます。
なんとか効率化できないかと、過去の契約書から参考となる条項を抜き出せるように、独自にExcelのマクロを組むなど試行錯誤した時期もありましたが、本業の傍らに取り組むには限界がありました。ちょうどそんなときに知ったのが、LegalForceです。
リサーチにかかる工数削減に加え、見落としの不安からも解放
LegalForceを使う際の流れを簡単に教えてください。
チェック依頼のあった契約書ファイルは、まず全てLegalForceの「社内ライブラリ」と呼ばれる契約書データベースに格納します。
「自動レビュー」の指摘項目表示イメージ
自動レビューの結果に一通り目を通し、見落としがないかチェックを行った後、修正に入ります。修正をする際に参考になりそうな類似条文のリサーチには、「条文検索」を使います。条文検索では、自分で過去に作成した契約書に加え、弁護士が作成する契約書ひな形集「LegalForceひな形」を参照できる点も重宝しています。書籍に掲載されている契約書ひな形は比較的ざっくりとしていて、手直しが必要なものも多いですが、LegalForceひな形は実用的なものが多く、種類も豊富です。
LegalForce導入によって感じている効果を教えてください。
リサーチについては、キーワードを入力すればすぐに参考となる条文例が表示されるので、これまでのアナログな手作業と比較すると圧倒的に手間が減りました。
また、自動レビューでは、うっかり見落としてしまうような抜け漏れにも必ず指摘が入るので、これまで漠然とあった見落としへの不安から解放されました。これも、LegalForceを導入して実感している効果です。
使えるツールがあるのなら、どんどん使ったほうがよい
どういった方にLegalForceを勧めたいですか?
LegalForceはキャリアなどに左右されず、どんな方でも活用できるツールだと感じます。特におすすめしたいのは、契約書チェックにおけるリーガルサービスの質を高めたいと考えている法律事務所です。
LegalForceの自動レビューでチェックリストが自動生成され、抜け漏れに対しても網羅的な指摘があることには、使ってみればわかりますが、相当の安心感があります。使えるツールがあるのならどんどん使い、より質の高いサービスを顧客に提供していくことが、これからの弁護士には求められていくのではないでしょうか。
(取材日:2020年3月2日)※掲載内容は取材当時のものです。