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「法務初心者向け勉強会 in福岡 契約書審査の進め方 業務委託契約編」開催レポート
2025年11月20日(木)、福岡にてユーザー限定イベント「法務初心者向け勉強会 in 福岡 契約書審査の進め方 ― 業務委託契約編」を開催しました。
本勉強会は、講義とグループワークで構成された、法務初心者の方を対象とした人気シリーズで、大阪・名古屋での開催に続き、今回福岡での開催となりました。
福岡でのユーザー会は昨年に続く2回目で、当日は20名のユーザーの皆さまにご参加いただき、盛況のうちに終了しました。
講義パート
講義パートでは、実際に企業法務経験を持ち、現在は神戸大学法科大学院で非常勤講師も務める、当社法務開発の軸丸 厳 弁護士が登壇。
業務委託契約における注意点や、契約審査の具体的な進め方についてお話ししました。

【講師プロフィール】
軸丸 厳
株式会社LegalOn Technologies 法務開発/弁護士
神戸大学法科大学院を卒業後、司法修習を経て弁護士登録(第71期)。阪急阪神ホールディングス株式会社に入社し、企業内弁護士として同社法務担当と阪急電鉄株式会社の法務担当を兼務。法律相談、契約書審査、取締役会事務局、グループ全体の個人情報保護法対応、コンプライアンス対応やセミナー講師も行う。2023年2月から現職。社内では法務コンテンツ制作等を担当。

講義では、「業務委託契約とは」という基本から、民法上の位置づけ、請負と準委任の違いを整理した上で、業務委託契約書における重要条文を4つ取り上げ、委託側・受託側それぞれの視点からポイントを解説しました。
2026年1月施行予定の取適法にも触れ、最新トピックについても弁護士ならではの視点でお伝えしました。
グループワーク
講義の後は、テーブルごとに分かれてグループワークを実施しました。
演習用のサンプル契約書を用い、まずは個別に10分間読み込み、修正や交渉が必要な箇所を洗い出します。その後、グループ内で気づいた点を持ち寄り、実務と照らし合わせながら議論を深めました。
普段は当社製品を活用してレビューするユーザーの方も多く、紙でのチェックという“アナログ作業”に、緊張感がありつつも熱心に取り組まれていました。



解説&質疑応答
グループワークの後は、いよいよ講師による解説パート。
各テーブルの代表者に、修正が必要と考えたポイントを発表いただき、それをもとに軸丸弁護士が詳細を解説していきました。
他社の着眼点を知ることができる点が好評で、「活発な議論ができてよかった」という声も多く寄せられました。
後半は「そろそろ修正ポイントが出尽くしたかも…」という中で、絞り出すように意見を出し合うなど、緊張感と笑いが交錯する、終始和やかな雰囲気で進行しました。



本編を終えて
最後に恒例の記念写真撮影を。
右手で「L」を作るLegalOnポーズを、福岡エリアの皆さまにもとっていただきました!

終了後は会場近隣の飲食店に移動し、懇親会を実施。法務実務に関する情報交換だけでなく、さまざまな業種の法務担当者同士の交流が生まれる、貴重な機会となりました。
当社からは、軸丸弁護士、法務の村嶋、福岡拠点長の原田、エンタープライズセールスの井出、カスタマーサクセスの野々上・岩田・篠原が参加。ユーザーの皆さまから直接ご意見をうかがうことができ、大変有意義な時間となりました。
ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました!