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テンプレート付き|契約書管理台帳とは? 運用のコツとシステム化のポイントも解説!

テンプレート付き|契約書管理台帳とは? 運用のコツとシステム化のポイントも解説!
この記事を読んでわかること
    • 契約書管理台帳とは何か
    • なぜ契約書管理台帳が必要なのか
    • 契約書管理台帳の作り方
    • 契約書管理台帳の運用方法
    • 契約書管理システムの導入ポイント

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契約書を紙やPDFでバラバラに保管していると、更新期限の見落としや重複契約などのリスクが生じます。そこで企業が用いるのが、契約に関する情報をまとめた契約書管理台帳です。

本記事では、実務で使える契約書管理台帳のExcelテンプレートを無料で公開しつつ、台帳の作成手順や運用ルール、業務を自動化する契約書管理システム導入のポイントまで詳しく解説します。自社の契約書の管理体制を整備し、属人的な運用から脱却するための実践ガイドとしてご活用ください。


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契約書管理台帳とは?

契約書管理台帳は、企業が締結した契約を正確に把握し、期限や条件を管理するための基本ツールです。ここではその目的と役割を整理しながら、契約書管理台帳の整備がなぜ重要視されているのかを見ていきましょう。

契約書管理台帳の定義

契約書管理台帳とは、契約書の内容や更新日、契約相手などを一覧で確認できるよう整理した管理台帳、またはその機能を持ったツールのことです。紙やPDFで保管されている契約書は、探し出すだけでも手間がかかりますが、台帳があれば必要な情報を瞬時に把握できます。また、契約情報を一元化することで、取引内容の全体像を見渡しやすくなり、経営判断にも役立てることができます。

なぜ台帳が必要なのか

契約書をフォルダや個人のPCに分散して保存していると、「更新期限の見落とし」「重複契約」「契約条件の把握漏れ」といった契約関連のトラブルが起こりやすくなります。これらは企業にとって大きなリスクであり、特に更新漏れによる自動延長や、契約終了後の誤った取引継続は法的な紛争の原因になりかねません。

契約書管理台帳を整備することで、こうしたリスクを防止し、契約に関する情報を正確かつ効率的に管理できるようになります。

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契約書管理の属人化・ブラックボックス化を防ぐ

契約書管理を特定の担当者に任せており、かつ台帳が整備されていない場合、担当者の異動や退職によって情報が引き継がれず、どこに何の契約書があるのか不明になってしまうリスクがあります。

契約書管理台帳を導入し、社内で共有できる仕組みを整えることで、情報を「見える化」し、属人的な管理からの脱却を実現できます。

契約書管理台帳の作り方|基本項目と構成例

ここでは、契約書管理台帳をExcelで作成する際の考え方や、基本となる項目を整理します。自社の運用体制に合った設計を行うことが、長期的な運用の安定につながります。

台帳作成前に整理すべき3つの視点

契約書管理台帳を作る前に、まず整理しておくべきなのが「誰が」「何を」「どの単位で」管理するかという視点です。まず「誰が」台帳を使うかを明確にします。法務部門だけでなく、営業や経理など複数部署で利用する場合は、誰でも理解できる項目名やフォーマットにしておくことが重要です。次に「何を」管理するかです。契約書原本だけでなく、契約先、契約金額、更新日、担当者など、台帳に記載しておきたい情報を洗い出します。最後に「どの単位で」管理するかを決めましょう。1件の契約を1行で管理するのか、取引先単位でまとめるのかによって、設計が大きく変わります。

Excelで作る契約書管理台帳の基本項目

Excelを使って契約書管理台帳を作成する場合、最低限以下の項目を設定しておくとよいでしょう。

  • 管理番号
  • 契約書タイトル
  • 取引先名
  • 契約類型
  • 契約開始日・終了日
  • 自動更新の有無
  • 現在の契約状況
  • 取引金額
  • 保管場所
  • 担当者名
  • 備考欄

 また、「契約終了日」や「更新拒絶期限日」を自動的に通知できるように、「期限3カ月前になったらセルに色を付ける」ようにするなど、Excelの条件付き書式や関数を活用するのも効果的です。更新期限が近づいた契約を色分け表示するなど、視覚的な工夫で管理の精度が高まります。

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実務ですぐ使える!無料Excelテンプレート

標準的な管理項目を備えた契約書管理台帳のExcelテンプレートファイルを以下よりダウンロードいただけます。

台帳運用を形骸化させないためのポイント

台帳を作成しても、運用が続かなければ意味がありません。ここでは、日常業務の中で台帳を“生きたツール”として維持するための基本ルール作りについて紹介します。

入力ルールを統一する

複数の担当者が入力する場合、記載ルールが統一されていないと情報がバラバラになります。例えば、契約先の名称を「株式会社〇〇」「(株)〇〇」と表記ゆれさせると、検索や集計がしづらくなります。契約種別や日付の書式なども含め、フォーマットを事前に統一し、テンプレートに入力例を記載しておくことで、ミスや混乱を防ぐことができます。

更新・チェックのサイクルを決める

台帳を作ったまま更新しないと、あっという間に情報が古くなります。更新やチェック(棚卸し)のタイミングを明確にし、定期的な確認サイクルを運用に組み込みましょう。例えば、月に一度各種期限を確認する日を設定したり、四半期ごとに管理責任者が全体をレビューしたりする仕組みを整えると、精度を保ちやすくなります。また、特定の担当者任せにせず、更新履歴を記録しておくと透明性が高まります。

h3:属人的な台帳運用のリスク

Excelによる管理はシンプルですが、担当者の異動や退職時に引き継ぎが不十分だと、管理体制が崩れてしまう恐れがあります。さらに、複数人が同時に編集する場合のバージョン管理や、ファイル破損のリスクも無視できません。こうした属人的な運用を防ぐには、共有ドライブやクラウドストレージを活用するとともに、将来的には専用の契約書管理システムの導入を見据えることが重要です。

契約書管理システム導入のポイント

ここからは、Excelによる管理から一歩進み、専用の契約書管理システムを導入する際の考え方と選定ポイントを整理します。

Excel管理から脱却するタイミング

台帳による管理は小規模なうちは十分機能しますが、自動化しきれない部分も多く、契約件数が増えると次第に限界が見えてきます。更新日や担当部署の変更を手作業で管理しきれなくなったとき、また社内での共有や承認フローが複雑化してきたときが、システム化を検討すべきタイミングです。

特に、複数部署で情報を扱う場合や、内部監査・外部監査への対応を求められる企業では、システム導入による効率化が欠かせません。

契約書管理システムの主な機能

一般的な契約書管理システムには、契約書の内容の検索・分類、アラート通知、アクセス権限管理といった機能があります。契約書のデータをアップロードし、メタ情報(契約期間・更新有無・金額などの管理項目)を登録しておくことで、探したい契約書をすぐに検索することが可能です。

また、更新や再契約のタスクを自動で通知する仕組みを備えているシステムもあり、担当者の負担を軽減できます。

運用負荷を減らすシステム選定のポイント

導入時には、既存のExcelなどで作成していた台帳からスムーズにデータを移行できるかを確認しましょう。

また、システムによっては項目のカスタマイズが制限されているものもあります。契約書を自社の業務プロセスに合わせて分類できる「カスタム項目」が設定できるかどうかは、運用の柔軟性を左右します。

さらに、Excelや他システムとの連携性、承認フローへの対応なども選定時の重要なチェックポイントです。

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LegalOnで実現する「台帳管理の進化」

LegalOnは、契約書をデータとして一元管理しながら、自由度の高い分類・抽出を可能にする法務AIプラットフォームです。「カスタム項目」機能により、自由な項目名で契約書を分類し、自社の管理方針に合わせて管理、抽出できます。例えば、「契約タイプ」「部署」「更新頻度」「取引規模」など、企業ごとに異なる管理軸を設定し、必要な契約書だけを瞬時に抽出できるのです。この機能により、Excelでは難しかった柔軟な検索や分類が可能になります。さらに「LegalOn」では複数契約の情報をまとめて更新できる「一括編集」機能を備えています。Excel台帳のように1行ずつ修正する手間がなく、更新ミスや作業負担を大幅に軽減します。契約情報を最新の状態に保つことが容易になり、チーム全体での管理効率も飛躍的に向上するでしょう。

LegalOnを導入することで、契約件数が増えても、検索・抽出・集計が瞬時に行えるため、台帳を基点とした情報活用が一層進化します。

契約書管理台帳は単なる一覧表から、企業のリスクマネジメントを支える戦略的なデータベースへと進化します。属人的な台帳管理から脱却し、効率性と正確性を両立させるための有力な選択肢です。

まとめ:契約書をデータベース化して管理の効率化を

契約書が紙やPDFで散在していると、検索や管理に時間がかかり、更新漏れや法務リスクが生じやすくなります。データベース化することで、契約書情報の一元管理やステータス管理が可能になり、業務効率の向上や法務リスクの軽減につながります。

Excelでの管理は初期コストが低く自社カスタマイズが容易ですが、契約書の数が増えると管理が煩雑になる点に注意が必要です。一方、専用システムを導入すると、電子化やアクセス権管理、変更履歴の追跡が容易になり、大量の契約書管理や法令遵守にも対応できます。

システム選定時は、導入目的に応じた機能や社内運用フローとの親和性、法令対応状況を確認することが重要です。

本記事で公開したテンプレートや比較表などを参考に、Excelの活用や専用システムの導入などを検討してください。


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NobishiroHômu編集部
執筆

NobishiroHômu編集部

 

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