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スタートアップの資金調達方法6選!ラウンド別のおすすめ調達方法も詳しく解説!

スタートアップの資金調達方法6選!ラウンド別のおすすめ調達方法も詳しく解説!

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スタートアップ企業にとって、資金調達は避けて通ることができない重要な経営課題です。ひとことで資金調達と言っても、さまざまな方法があり成長の段階に合わせた調達先選びが欠かせません。

本記事では6つの資金調達方法とフェーズごとのおすすめ調達方法、資金調達で注意すべきポイントを解説していきます。スタートアップ企業にとって資金調達の参考になる情報をまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。


スタートアップの資金調達方法6選

スタートアップ企業がどのような方法で資金を調達できるのか、代表的な6つの方法を解説していきます。それぞれが持つメリット・デメリットも合わせて解説していきますので、どの方法が自社の状況やフェーズに合っているか考えてみましょう。

アセットファイナンス(資産による資金調達)

会社や経営者が保有する資産を現金化して資金調達を行う手法です。必要のない不動産などの売却だけでなく、特許権などの無形物を売却して現金を得る場合も含まれます。

アセットファイナンスの代表的な例として、以下の4つがあります。

  • 固定資産の売却:自社の不動産、工場設備、知的財産などを担保にして、現金を調達
  • ファクタリング(売掛債権活用):売掛債権の売却による現金化
  • リースバック:固定資産として売却した不動産物件において、賃貸契約を結ぶことにより物件を引き続き利用
  • 売掛債権担保融資(ABL:Asset-Based Lending):売掛債権を担保として金融機関から融資を受ける

アセットファイナンスのメリット・デメリット

【メリット】

  • 社会的な信用度が低いスタートアップやベンチャー企業でも資金調達が可能
  • リスクが比較的に低い
  • 比較的に低コスト
  • 返済の必要がない

【デメリット】

  • 売却可能な資産が無ければ利用できない
  • 金額が大きくない場合は一時的な資金にしかならない
  • ファクタリングの場合は手数料がかかる

以下の記事では、アセットファイナンス各代表例の詳細についても解説しています。理解を深めたい方はぜひ併せて確認してみてください。

<関連記事>アセットファイナンスとは?種類別の資金調達方法をわかりやすく解説

デットファイナンス(融資による資金調達

公的機関や金融機関からの融資により、負債を負って資金調達する方法です。企業の成長段階によっては、一度に多額の資金を調達する方法として用いられます。銀行からの融資に限らず、日本政策金融公庫や地方公共団体の融資制度による借入もデットファイナンスです。

デットファイナンスの代表的な例として、以下の8つがあります。

  • 公的融資:政府などが運営する公的機関による融資
  • 銀行借入(プロパー融資):政府などが運営する公的機関による融資
  • 銀行借入(ビジネスローン):事業資金専用のローン商品
  • 社債発行(公募債):市場で社債の情報を公開することで一般の投資家を募る方法
  • 社債発行(私募債):「公募」以外の方法で購入を勧誘する債権
  • コマーシャルペーパー(CP):公開市場で発行される無担保かつ割引形式の約束手形
  • シンジケートローン:複数の金融機関で構成されるシンジケート団から融資を受けるもの
  • ソーシャルレンディング:クラウドファンディングの一種

デットファイナンスのメリット・デメリット

【メリット】

  • 多額の資金を調達できる
  • 株式を譲渡する必要がない
  • 利息が損金に算入できる

【デメリット】

  • 経営状態に関係なく返済義務がある
  • 審査が厳しい点
  • 企業の状態が良くない場合には借入できない可能性がある
  • 審査期間が長い

以下の記事では、デットファイナンス各代表例の詳細についても解説しています。理解を深めたい方はぜひ併せて確認してみてください。

<関連記事>デットファイナンスとは?エクイティファイナンスとの違いや主な種類、メリットなどを解説

エクイティファイナンス(株式発行による資金調達)

エクイティファイナンスとは、企業が株式を発行して資金を調達する方法です。特に成長段階にある企業が設備投資や事業の拡大を目的として活用するケースが多く見られます。

エクイティファイナンスは以下の4種類があります。

  • 公募増資(時価発行増資):企業が不特定多数の投資家に対して新株を発行し、資金を調達する方法
  • 第三者割当増資:特定の投資家に新株を発行し、資金を調達する方法
  • 株主割当増資:既存の株主に対して新株を発行し、資金を調達する方法
  • 転換社債型新株予約権付社債(CB):社債として資金を調達し、一定の条件で株式に転換できる仕組み

エクイティファイナンスのメリット・デメリット

【メリット】

  • 返済義務がなく、財務リスクが低い
  • 自己資本比率が向上し、信用力向上が期待できる
  • 多額の資金が調達できる

【デメリット】

  • 経営権の希薄化
  • 株式価値の希薄化につながる
  • 配当金の負担が発生する
  • 既存株主との関係維持が必要

助成金や補助金

国や地方公共団体による助成金や補助金を資金として利用する方法です。スタートアップ企業向けに用意されている制度なども存在します。申請要件を満たして許可が下りれば、条件に合った経費の支出などに合わせて助成金や補助金が支給されます。

助成金や補助金のメリット・デメリット

【メリット】

  • 返済義務がない
  • 複数への応募で審査通過すれば多額の資金調達ができる
  • 審査落ちしても信用情報に記録はされない

【デメリット】

  • すべてが必ず採択されるわけではない
  • 書類の準備などで多く、事務コストが高い

クラウドファンディング

仲介業者が開いているWEB上のページなどを通して、不特定多数の個人・団体から資金を調達する方法です。支援という形で振り込まれる小口の資金に、リターン品を提供する購入型が有名です。その他にリターンのない寄付型や融資型などいくつかの種類があります。

クラウドファンディングのメリット・デメリット

【メリット】

  • 迅速な資金調達が可能
  • 事業の宣伝として利用できる

【デメリット】

  • 手数料が発生する
  • 目標額に達しない可能性がある
  • 目標金額を達成できなければ出資者に返金する必要があるものもある

RBF(Revenue-Based Financing)

最近になって新しく注目されている資金調達方法です。過去の売上を元に将来的な収益を予想し、その売上の一部を前借りして現金化します。デットファイナンスとエクイティファイナンスのハイブリッドとも言われる資金調達方法として、注目されています。

RBFのメリット・デメリット

【メリット】

  • 株式の希薄化を防げる
  • 担保なしで短期間に資金調達ができる
  • 必要が審査書類が比較的に少ない
  • 迅速な資金調達が可能

【デメリット】

  • 返済義務がある
  • 基準を満たしていなければ少額しか調達できない
  • 予想されていた売上を上げることができなかった場合、返済が難しくなっていく

スタートアップの資金調達についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下のお役立ち資料も併せて確認してみてください。

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資金調達ラウンドごとのおすすめ調達方法

スタートアップ企業が投資家からの出資を受ける上で、成長段階を区切って表した呼び方として、資金調達ラウンドがあります。大まかに4つのラウンドに分かれ、それぞれ以下のような特徴があります。

①シード期

  • 起業に向けた準備
  • アイデア段階または大枠のビジネスが定まった段階

②シリーズA

  • ビジネスを開始した直後の段階
  • 事業がリリースされて間もない時期

③シリーズB

  • 事業と経営が軌道に乗り始めた段階
  • 製品やサービスの評価に合わせて機能追加や新プロダクトの開発を行う

④シリーズC / シリーズD

  • 事業が安定し、黒字経営が継続できるようになってきた段階
  • イグジットを具体的に検討する時期

ここでは上記の中から、各ラウンドそれぞれに適した資金調達方法を紹介していきます。

シード期

起業の準備を行いつつ、事業のアイデアなどを定めた段階です。事業自体はスタートしていないため、資金調達の方法が限られています。一方で、ランニングコストなどの支出がまだ発生しておらずマイナスが少なく、かつ創業向けの制度などが利用できる時期でもあります。

シード期におすすめの資金調達方法は、以下の通りです。

  • デットファイナンス(融資):日本政策金融公庫や地方公共団体による融資
  • エクイティファイナンス(出資):ベンチャーキャピタルからの出資、エンジェル投資家による出資
  • クラウドファンディング:サービス利用による小口資金の調達
  • 助成金や補助金:スタートアップ企業向けの助成金や補助金の調達

起業前や起業して間もない企業に対して、実績よりも将来性や事業の革新性で出資する個人投資家をエンジェル投資家と呼びます。スタートアップ企業にとって、初期の有効な資金調達先のひとつです。

民間の金融機関からの融資を受けるのは難しいため、将来性に出資してくれる投資家や制度、助成金などが資金調達のメインです。うまく将来性を示すことができれば、起業時の資金が潤沢な状態で会社を始めることができます。

<関連記事>シード期を成功させるには?資金調達方法も合わせて解説します!

シリーズA

起業時のビジネスが始まって間もない時期です。調達する資金の多くは、事業の拡大や設備投資に利用します。一度により多くの資金が必要となる場合が多いため、シード期よりも多額の資金が調達できる資金調達方法が必要です。

シリーズAにおすすめの資金調達方法は、以下の通りです。

  • デットファイナンス(融資):日本政策金融公庫や地方公共団体による融資
  • エクイティファイナンス(出資):ベンチャーキャピタルからの出資、エンジェル投資家による出資、コーポレート・ベンチャーキャピタルまたは大企業からの出資

コーポレート・ベンチャーキャピタルは、事業会社が自己資金によってファンドを組成して出資や支援を行う組織です。対象は主に未上場のスタートアップ企業やベンチャー企業で、事業会社の本業と相乗効果が見込める事業を行っている企業に限られます。

起業し事業がスタートして少しずつ認知度が上がれば、出資を受けられる可能性が高くなっていきます。ビジネスを軌道に乗せるための資金調達を進めましょう。

<関連記事>シリーズAとは?資金調達成功の準備・プロセス・成功のポイント

シリーズB

事業や経営が軌道に乗り、サービスや商品のリファインや新たな事業の計画をする段階です。ビジネスの知名度が上がってきて、次に目標とするのはさらなる売上向上と黒字化になります。そのために必要なマーケティングや人材確保、開発などに資金が必要です。

シリーズBにおすすめの資金調達方法は、以下の通りです。

  • デットファイナンス(融資):日本政策金融公庫や地方公共団体による融資、民間金融機関からの融資
  • エクイティファイナンス(出資):ベンチャーキャピタルからの出資、エンジェル投資家による出資、コーポレート・ベンチャーキャピタルまたは大企業からの出資

シリーズAと異なる点として、金融機関からの融資があります。ビジネスが軌道に乗って一定の知名度や売上があれば、金融機関から融資を受けられる可能性が出てきます。審査で調達までに時間は必要なものの、まとまった金額を調達できるため安定した資金源として利用可能です。

<関連記事>シリーズBとは?資金調達方法や成功させるためのポイントを解説!

シリーズC

ビジネスが黒字化し、安定して経営できるようになってきた段階です。ビジネスをより多角的に展開したり、海外部門を新設したりすることもあります。M&Aによる事業拡大なども選択肢となるため、シリーズCでの調達相場は数億円〜数十億円と言われています。

シリーズCにおすすめの資金調達方法は、以下の通りです。

  • デットファイナンス(融資):民間金融機関からの融資
  • エクイティファイナンス(出資):ベンチャーキャピタルからの出資、コーポレート・ベンチャーキャピタルまたは大企業からの出資、PEファンドからの出資

PE(プライベート・エクイティ)ファンドは、非公開株式に対して投資家の出資を元に投資を行うファンドです。業種や特定のステージに専門性がある場合が多く、経営ノウハウを用いて企業価値の向上をサポートします。PEファンドにとっての目標がM&Aであるため、M&Aに関するサポートが受けやすい点も特徴です。

<関連記事>シリーズCとは?A・Bとの違いや資金調達方法・事例まで解説

シリーズD

事業が安定したことで、イグジットとなるIPO(新規公開株式)やM&Aを行える段階です。資金調達ラウンドとしては最終段階であり、IPOやM&Aを成功させるために企業価値向上を目指します。

シリーズDにおすすめの資金調達方法は、以下の通りです。

  • デットファイナンス(融資):民間金融機関からの融資
  • エクイティファイナンス(出資):ベンチャーキャピタルからの出資、コーポレート・ベンチャーキャピタルまたは大企業からの出資、PEファンドからの出資

基本的な調達方法はシリーズCと同様です。先述したイグジットを目指す場合、企業価値の向上が期待できるPEファンドの利用がより有効になります。

また、イグジットにかかる費用が大きいため、調達金額の相場は数十億〜と言われています。

<関連記事>シリーズDとは?定義や資金調達の金額・方法・実例までわかりやすく解説!

スタートアップの資金調達で注意すべきポイント

スタートアップ企業にはさまざまな資金調達の方法がありますが、いくつかのポイントに注意しなくてはなりません。これらの注意点をおろそかにすることで、経営に失敗したりそもそも資金調達ができない可能性があるためです。どの資金調達方法を選ぶにしても、念頭に置いて自社の経営に合った資金調達が進められるようにしていきましょう。

経営の自由度が下がる

出資を受ける際に株式を発行・付与する形で資金を調達する場合、経営の自由度が下がる場合があります。これは出資を受けることが、議決権や経営権の一部を譲渡することと同じであるためです。

出資を受ければ、経営の方針や重要な決定に投資家の意向が介入し、その意向を考慮しなくてはならなくなります。その割合が大きくなりすぎてしまえば、経営に支障が生まれ経営権が第三者にわたってしまう可能性もあるため注意が必要です。

出資を受ける時点で、投資家側が提示する条件や企業に対する方針を慎重に確認して、投資家を選ぶようにしましょう。

長期的な視点で資金調達しなくてはならない

出資や融資を受ける際は、その資金の利用から返済・目標到達までを見据えた資金調達が必要です。資金の利用用途や返済計画が明確でなければ、そもそも借入ができません。またIPOなどの目標達成は出資者の要望として急かされる可能性があり、事前に入念な計画がなければ後から焦る結果となってしまいます。調達した資金に対して後から問題が起これば、企業の信用にかかわる事態に発展しかねません。

また資金を調達する際には、その資金が手元に入り利用できるようになるまでの時間にも注意が必要です。すぐに資金が必要な状態で、審査などで調達に時間のかかる方法を選んでしまえば、必要な資金が無い状態となりビジネスチャンスを逃す可能性があります。

どのような方法を選ぶにしても長期的な視点を持って、必要な金額・期間で資金調達するようにしましょう。

マーケティングや情報発信が前提になる

企業による出資やクラウドファンディングを利用する上では、マーケティングや情報発信が欠かせません。自社のビジネスの認知度やニーズの把握が、調達できる資金に直結するためです。十分な金額を集められなければ、資金を利用したい事業が進められず成長が停滞してしまいます。

また情報発信が不十分な状態では有力な調達先の目に留まらず、出資を受けられない可能性があります。ベンチャーキャピタルやPEファンドなどから出資を受けたいと考えている場合は、特に注意が必要です。

特定の資金調達方法を利用する場合に限らず、マーケティングによりニーズや求められているサービスが把握できれば、ビジネスの改善に活かすことができます。積極的にマーケティングや情報発信を行いましょう。

ラウンドに適した資金調達を行う

先述した資金調達ラウンドに適した資金調達を行いましょう。それぞれのラウンドには企業の成長段階に合った資金調達方法があり、自社のラウンドを把握して資金調達を決定することで、調達規模や即効性の面で適した資金を獲得できます。

ラウンドを見誤ったり、適していない資金調達方法を選んだりすることで、資金を調達できない場合があります。それによって直近の資金繰りが困難になるなど、経営が危険な状態に陥らないように、資金調達方法を選択しましょう。

「資金調達ラウンドごとのおすすめ調達方法」にて記載した各ラウンドの特徴と、おすすめの調達方法の中から、自社に合ったものを探してみてください。

<関連記事>資金繰りとは?悪化の原因や改善方法、資金繰り表の作成までわかりやすく解説

国内スタートアップ企業の資金調達ランキング(2024年通期)

日経テレコンが公開している情報によりますと、国内スタートアップ企業の資金調達ランキングは以下のとおりです。(2024年通期)

  1. 【Sakana AI(AI)】調達額:307.9億円
  2. newmo(モビリティ)調達額:185.2億円
  3. 五常・アンド・カンパニー(フィンテック)調達額:175.2億円
  4. 【SmartHR(企業向けITネットサービス)】調達額:100.0億円
  5. 【Spiber(新素材)】調達額:78.9億円
  6. 【MOON-X(サービス)】調達額:76.4億円
  7. 【ティアフォー(モビリティ)】調達額:75.0億円
  8. 【ログラス(企業向けITネットサービス)】調達額:70.4億円
  9. 【NOT A HOTEL(建設・不動産)】調達額:60.5億円
  10. 【エネコートテクノロジーズ(エネルギー)】調達額:58.4億円
  11. 【レナリスファーマ(バイオ・医薬品)】調達額:55.7億円
  12. 【UPSIDER(フィンテック)】調達額:55.0億円
  13. 【アスエネ(企業向けITネットサービス)】調達額:49.9億円
  14. 【CBcloud(企業向けITネットサービス)】調達額:48.9億円
  15. 【令和トラベル(サービス)】調達額:48.1億円

参考:日経テレコン| 資金調達額ランキング

スタートアップの資金調達について解説してきました

スタートアップ企業の資金調達には、段階に応じてさまざまな方法があります。それぞれの方法にはメリット・デメリットがありますが、自社に適した方法を選択することでビジネスの成長に必要な資金を調達可能です。現在の成長段階や企業の状況を見極めるために、資金調達ラウンドも参考にして、調達方法を考えてみましょう。

本記事では6つの資金調達方法とステージごとのおすすめ調達方法、資金調達で注意すべきポイントを解説してきました。スタートアップ企業のビジネスを成長させるために不可欠な資金調達で躓かないよう、本記事の内容を参考にして検討を進めてみてください。

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Startup JAM編集部
執筆

Startup JAM編集部

Startup JAM編集

AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」を提供する株式会社LegalOn Technologiesの、「Startup JAM-スタートアップ向けにビジネスの最前線をお届けするメディア-」を編集しています。

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